外壁塗装の知識

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そもそも外壁塗装の目的は?

人間と同じように、家も長く元気でいるためには定期的なメンテナンスが必要です。内装やキッチン・お風呂などの設備は古くなればリフォームして新しくする方が多いですが、忘れがちなのが外壁のリフォーム。目安として、10〜15年ほどが塗替えの目安と言われていますが、耐用年数を多少過ぎても生活をする上で不便を感じることがなく、工事費用も高いことから、先延ばしにしてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、外壁塗装は家にとって大切な役割を担っています。放っておくと家全体の劣化を早めてしまうことに。日々の安全・安心のためには、外壁のリフォームが欠かせません。

■外壁塗装には、こんな目的があります。

①環境から家を守る

紫外線や雨風から住む人を守ってくれているのは家ですが、その家や建材を守っているのが、外壁塗装です。塗膜が建材を保護コーティングしているため、家は厳しい外部環境にも耐えることができます。しかし、外壁の塗膜は毎日外にさらされているため、少しずつ劣化しています。劣化が進むと、塗膜の防水機能が低下し、紫外線や雨風が建物に直接さらされることになります。すると外壁に「ひび割れ」や「剥がれ」などが発生し、やがては建材である柱や土台まで雨水で腐食していきます。
見た目にそれほど汚れていないと感じられても、年月が経てば塗膜は必ず劣化するもの。建材に損傷が及ぶ前に、新しい塗料で外壁を保護コーティングすることが大切です。

②家に付加価値を加える

最近では、塗装するだけでプラスアルファの機能を付加できる高機能な塗料がたくさん開発されています。

  • 優れた断熱・遮熱性能で室内への熱を遮断する「遮熱塗料」
  • 紫外線への耐久力が高い「ピュアアクリル塗料」
  • 外壁を汚れにくくする「セラミック配合塗料」
  • 塗料のチョーキングを抑える「ラジカル塗料」

このほか、抗カビや防藻機能のある塗料も。
一般的な塗料と比べて高くはなりますが、耐用期間が長いためコストパフォーマンスを考えればお得な場合もあります。せっかく足場をかけて塗装するのですから、より快適な生活環境を手に入れるためにも、家に適した塗料を選ぶことをおすすめします。

③美観を高める

外壁は家の第一印象を左右する大事な要素です。外壁が劣化して汚れていると、家全体が古ぼけて見えます。これを新築のように美しく蘇らせるのが外壁塗装です。一見それほど劣化していないように見えていても、リフォーム後は見違えるように輝いて、「こんなに汚れていたのか」と驚かれるでしょう。
また、前回の色とは違う色に塗り替えてイメージチェンジしたり、二色で塗り分けたりと、デザインを楽しむこともできます。ただ、塗料のサンプルを見ても家全体のイメージはしづらいため、完成後に「失敗した!」と感じる場合も。色選びの際は塗装のプロに相談しながら、ぜひ、外壁リフォームを楽しんでください。

④家の不具合を補修する

外壁塗装の前には、必ず現場調査を行います。これは、外壁にひび割れがないか、サイディングの目地が劣化していないか、といった現状を調べるため。ひび割れがあれば埋め、目地が劣化していれば交換するなど、塗装前に下地を整えなければなりません。つまり、外壁塗装はただ単にペンキを上から塗るだけではなく、建物の不具合を見つけ、家全体の補修や修繕を行う良い機会なのです。特に、目の届かない2階、3階部分は普段チェックすることが難しいので、この機会に専門家にしっかり診断してもらいましょう。

⑤外まわりの工事もついでに依頼できる

外壁塗装は、足場を組んで工事を行います。工事費用の中でも足場にかかる金額の占める割合は大きいもの。外壁塗装とは直接は関係ありませんが、足場を使わないとチェックできない設備部分もついでに補修や工事をしてもらうことをおすすめします。
例えば、雨どいの交換や清掃、天窓の清掃、バルコニーの屋根の補修や交換、不要になったアンテナの撤去など。現場調査の際に、外壁と一緒に外まわりの設備チェックも依頼しましょう。

■現場調査に必要なプロの目

先に述べたように、外壁塗装はただペンキを上塗りするだけの工事ではありません。家全体をチェックし、不具合があれば補修するという健康診断も兼ねています。そのため、現場調査を入念に行い、不具合を見落とさないためのプロの目が必要です。しかし中には、技術や経験が不足している業者がいることも事実。面倒だからとひび割れた外壁を補修せず塗料を塗ったり、そもそもひび割れに気づかなかったり、というケースもあるのです。
価格の安さだけでなく、現場調査や説明をどれだけ丁寧にしてくれるか、不具合をしっかりチェックしてくれているかを含め、慎重に業者選びすることをおすすめします。

■外壁塗装は早めの対処がおすすめです。

塗装が劣化して建物内部に紫外線や雨水が侵入すると、建材の劣化や腐食につながります。ここまでくると、もはや塗装だけで元の状態に戻すことはできません。大規模な修繕工事が必要となるため、その分費用が大きくなり工事期間も長引きます。
ですから、外壁塗装は塗料の耐用年数を目安に、劣化が始まる前の早めの塗り替えがおすすめ。しっかりメンテナンスをすれば、家は長く元気でいられます。

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